浸透する新たな雇用スタイル

時代を経るごとに、刻々と働き方の基準が変わってきています。昭和の時代は年功序列に終身雇用が当たり前でしたが、平成に入ると実力主義が浸透してきました。そして現在では、正社員の数が減り、派遣で仕事をする人の数が増えてきています。

介護の業界にもそうした時代の波は押し寄せてきており、介護職専門の派遣業者も増加傾向にあります。介護派遣にはたくさんのメリットがあるので、こうした業者を利用する人の数は年々増加傾向にあります。介護派遣の魅力として、一つの事業所に長く留まる必要がない点が挙げられます。同じ事業所に長く勤めていると、どうしても人間関係が固定化されてややこしくなります。気が合わない人が一人いるだけでストレスは大きいもの。すぐに事業所の変更ができる派遣というスタイルは、周囲とほどほどの距離感を保ちたい人にぴったりです。

さらにアルバイトやパートに比べると時給が高いのも嬉しい点です。資格持ちの人なら、高い時給を提示してもらうことが可能です。介護のプロフェッショナルとして扱ってもらえるので、精神面でも嫌な気お持ちにはならないでしょう。しかも、正規の職員ではないので、プライベートを優先することができます。ただ、当然ですが正規職員のようにボーナスが出ないというデメリットもあるので、その辺りはじっくり考えてどちらにするべきなのか検討してみる必要があるでしょう。

派遣として様々な現場でスキルを積むことは、必ず自分自身の糧になります。多様なシーンでスキルアップするために派遣をするというやり方を考えてみるのも一つの手ではないかと思います。